「朝礼」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
もしかすると、学校での「連絡の場」や、少し堅苦しい時間を思い浮かべるかもしれません。
でも、やまなみコーチング学園の朝礼はちょっと違います。
私たちが毎授業前に行っている「ワクワク朝礼」は、単なる“儀式”ではなく、脳と心を活性化し、自信と行動力を育てる仕掛けです。
なぜ朝礼をやるのか?〜科学的な裏付け〜
この朝礼には、3つの狙いがあります。
① 脳の活性化
ストレッチや深呼吸、笑顔のワークを取り入れることで、前頭前野(集中力・判断力を司る脳部位)が刺激され、学習の質がアップします。
② 仲間意識の醸成
拍手や「いいね!」でお互いを認め合うことで、安心感が生まれ、自信を持って手を挙げたり質問したりする勇気に繋がります。
③ 主体性・積極性の向上
「今日の目標」を言葉にすることで、自分の行動に責任を持つ感覚が芽生えます。そして、「じゃんけんでリーダーを決める」など小さな挑戦の積み重ねが、自己効力感(自分にもできる感覚)を高めていきます。
実際に起きた変化
そんな朝礼を続けていく中で、子どもたちにも“見える変化”が現れ始めています。
🟢Rくん(中2)
以前は引っ込み思案だった彼が、体育大会で大きな声を出して応援できるようになりました。
🟢Sくん(小4)
学校での挙手回数が、週3回→15回に!
「もっと発言してもいいんだ」という感覚が育ってきています。
🟢Hさん(中3)
「私は絶対やらない」と言っていたことにも、“やってみようかな…”と心が揺れるように。
最近では、文化発表会のピアノ伴奏にチャレンジするか迷っている姿も見られました。
🟢Tくん(高1)
「クラスが静まりかえった時、自分が空気を変えるんだ」と、率先して挙手・発言するように。
なんと彼は、「沈黙に耐えられないから、自分が先陣を切る」と語ってくれました。
これらはすべて、「やってみる」「自分を表現する」練習が、少しずつ自信に変わった証です。
最後に:小さな習慣が未来を変える
「最も強い人間とは、孤独でも行動できる人間である」
― ニーチェ
朝礼はたった数分の時間ですが、その中で「自分の声で発信する」「仲間に認められる」「笑顔になる」という体験を重ねることで、子どもたちは自分を信じる力を育てていきます。
そしてその変化は、塾の中だけでは終わらず、学校生活や日常の場面にも波及していくのです。
今日もまた、ワクワク朝礼から未来が始まります。