こんにちは、やまなみコーチング学園です。
今回は、先日社内で実施した**「感想シェア会」**についてご紹介します。
きっかけは一つの記事との出会い
私たちが今回題材にしたのは、雑誌『致知』に掲載された正垣泰彦さん(サイゼリア創業者)の特集記事『最悪の時こそ最高である』です。
この中で正垣さんは、人生に起こるすべての出来事を「自分を成長させる機会」と捉える視点の大切さを語られています。
私たちスタッフ一同も、「もっと人間力を高めたい」「生徒と誠実に向き合いたい」という想いから、全員でこの記事を読み、感想を持ち寄りました。
甲斐先生の感想
今回の記事の中で特に印象に残ったのは、「自分のいる環境を“最高のものだ”と思って生きる」という視点でした。読み進める中で、「料理人が“これ以上の料理はない”という思いでお客さんに出す」というエピソードがありましたが、この考え方に深く共感しました。つまり、その瞬間にできる最善を尽くす覚悟と誇りを持つということ。
これは私たちの教育現場でも全く同じです。コーチングであれ授業であれ、「これがベストだ」と信じて全力で取り組むこと。そして、その後に「もっと良くできることはなかったか?」と自問自答する。この一連の姿勢が、生徒に対しても、自己成長に対しても誠実な向き合い方なのだと改めて感じました。
特に印象に残ったのは、「騒がしい生徒=うるさい存在」と捉えるのではなく、「エネルギーにあふれている証拠」と見方を変えることで、自分の関わり方も変わるということ。
環境を変えるのではなく、自分の捉え方と関わり方を変える。これは指導者として、とても大切な視点だと思います。
濱野先生の感想
私が一番心に刺さったのは、「人生に起こることはすべて“最高”である」という考え方でした。
今までの自分は、出来事を良い・悪いで分けて捉えてきたように思います。でも記事を読みながら、たとえ辛い出来事でも「それは自分を成長させるために神様がくれた課題なんだ」と思えるかどうかで、その後の行動も、人生の深さも全く変わってくるのではと気づかされました。
また、印象的だったのは「逆転の発想」という考え方。
例えば、「お客さんが来ないのは店の立地が悪いせいだ」ではなく、「最高の立地で、最高のお客さんに囲まれている」と思い込む力。
これって、教育の現場でも同じで、「言うことを聞かない生徒=困った存在」ではなく、「自分を鍛えてくれる最高の教材だ」と捉え直す。
そう考えると、すべての出来事を学びや成長のきっかけに変えられるんだなと感じました。
そして最後に書かれていた「本当の幸せとは、人のために役立つことができること」という一文。
塾で生徒や保護者の方と関わる毎日の中で、この姿勢を忘れずにいたいと強く思いました。人生の終わりに振り返って、「一緒に喜べた」「一緒に乗り越えた」そんな思い出が残るような日々を、これからも過ごしていきたいです。
関谷先生の感想
学生時代はどちらかというと“成功”や“成果”に強くこだわっていましたが、最近では「目の前の人にどう感動を与えられるか」「どんな価値を届けられるか」という視点の方がずっと大切だと感じるようになっています。
「良かれと思ってやったことが、相手にとっては逆効果だった」という体験、私もよくあります。
だからこそ、相手の反応をよく観察し、相手が“言葉にしない想い”までも察して先回りできる存在でありたい。
「言われたことができるのは二流」「言われる前にできるのが一流」「相手の気づいていない価値を提供できるのが超一流」——
この言葉は、自分が目指す理想像として胸に刻んでおきたいです。
また、記事にあったように、人生が揺らいだときには「自分の原点に立ち返ること」が何より大切。
塾としての理念、教育者としての軸を持って日々向き合うことが、生徒たちにとっても安心と信頼につながると思います。
丸山先生の感想
私がこの記事を通して一番強く感じたのは、「ものの見方こそが人生を形づくる」ということです。
どう見えるかではなく、どう見るか。人生の出来事すべてに意味を見出せるかどうかが、その人の幸せを大きく左右するんだと改めて実感しました。
記事の中では、「人は20歳までに14万8000回も否定的な言葉を浴びている」とありました。
だからこそ、私たち大人、そして教育者が子どもたちにどんな言葉をかけるか、どんな見方を伝えるかが本当に重要なんです。
特に印象に残ったのは、正垣さんのお母様のエピソード。
「すべては自分の責任」と捉え、愛人を作った夫のことさえ責めずに受け入れる器の大きさ。
この姿勢は、子どもに対する影響力の大きさを物語っていると感じました。
つまり、人は周りの“大人の言葉と態度”によって、ものの見方=人生の軸が育まれていくということ。
だからこそ、私たちも「この子の未来に、どんな影響を与える存在でありたいか」という視点を常に持ち、日々の関わりに真剣に向き合っていきたいと思いました。
この会の目的:成長の“土壌”を整える
このような勉強会を行う目的は、
「どうすればもっと生徒に寄り添えるか」
「より良い自分でいられるには、何が必要か」
を全員で考え、“教育者としての土壌”を整えることです。
塾は、ただ勉強を教える場所ではなく、
“人生を前向きに捉える力”を育む場所でありたい。
そんな私たちの想いが詰まった時間となりました。
最後に
「生徒のことを、ここまで真剣に考えてくれている塾があるんだ」
そう思っていただけたなら、私たちの想いは届いています。
これからも、学力と人間力の両方を育てる塾として、学び続け、挑戦し続けていきます。
📩体験・見学をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください!
やまなみコーチング学園では、子どもたちと“人としての成長”を共に喜び合える日々を大切にしています。