危機感がなくて、家だと勉強しません。
数学も本当に苦手でいつも点数が悪い。
その事で、つい口出しして言い争いになってしまうんです。
そんな悩みを抱えていたお母様に連れられて塾に通い出した中学2年生のRさん。
本人の中ではやっているつもりだったようですが、実際に苦手だった数学の成績は約180人中107番。
話を聞いたり、本人の取り組みを観察していると、学校の宿題などはきちんとやっていたようですが定着させるまでの復習が足りていないなと感じました。
あとは計算のスピードと精度がまだ甘く、この時期に習っていた連立方程式の理解がまだ浅いと感じました。
そんな状況の中、物静かで反応も薄い生徒でしたが、決められたことには淡々と取り組める性格だったので、まずは苦手な数学の克服に取り組みました。
Contents
1ヶ月で定期テストの成績に大きな変化が!
結論からお伝えします。
この生徒は1ヶ月で数学の点数を大幅に上げることができました。
苦手だった数学の点数は、57点から83点の26点アップ!
数学の学年番数は、180人中107番から52番の55番アップ!
時間がかかっていた連立方程式の計算もスラスラ解けるようになっていました。
そして何より、物静かであまり感情を表に出さない生徒が成績表を持ってきてくれた時の溢れんばかりの素敵な笑顔がとても印象的でした。
勉強ができるできないは能力ではなく、意識×やり方×量で決まります。
この3つの要素を掛け合わすことができれば成績は短期間でも飛躍的に向上します。
定期テストのために実際に取り組んだ事
まずは意識を変える!
この生徒に伝えたのは、
「一点突破!全面展開!」という考え方でした。
孫子の兵法で有名な、戦の戦術家「孫子」の言葉で、中途半端にあれこれ手を出すのではなく、これと決めた一つに全集中して突破すると、そこを起点に全面に展開することができるという考え方です。
こと勉強においても大いに役立つ考え方です。
5教科全て勉強しようとして参考書を揃えたは良いが、結局手付かずのまま終わってしまう、という経験をされた方は少なくないと思います。
そうではなく、これ!と決めた教科にまずは全力を注ぐ。
そうすることによって迷いが消えるし、その教科で結果が出たり得意にすることができたりすると勉強そのもののモチベーションが上がり、意欲的に取り組むことができるわけです。
この一点突破、全面展開の話をした上で、次のテストに向けては「数学」に全集中して取り組んでいこうと目標設定をしました。
その上でテストまで毎日塾に来て良いよと伝えると、毎日2~3時間自主的に塾に来てテスト勉強ができるようになりました。
具体的な勉強のやり方
実施したことは非常にシンプルです。
予習と復習の実施すること。
以上です。
具体的に取り組んだこと
使用したテキストはこの「必修テキスト」と「学校のワーク」のみ。
基本的には必修テキストを使って日常的な予習と演習の確保をし、学校のワークで復習と総仕上げを実施しました。
予習に関しては、下記のような基本問題を解きながら理論を抑えていきました。
こうすることによって学校の授業が復習になり、授業の理解度がグンと上がります。
学校の授業があったその日には、その日やった内容の復習を学校のワークを使用し実施しました。
定期テストだと学校のワークの類題が出題される可能性が高いので、早めにワークの内容を定着できるようにします。
もし演習が足りなければ、下記のような必修テキストの確認問題で演習量を増やし定着を深めます。
この生徒の場合は取り組む中で連立方程式の計算スピードに課題があると判断したので、一つ前の方程式の計算に戻り計算練習にも取り組みました。
移項のやり方やマイナスが出てきたときの符号ミスへの注意、分配法則や代入のやり方などの計算方法を分解して一つ一つ理解し、そのあと手を動かして練習しました。
こうすることによって、連立方程式のスピードと正確さが向上しました。
これから方程式や連立方程式にに取り組む方は、関数や図形にも頻出される計算なので確実に身に付けたいですね!
その後・・・
目標設定や勉強に対する姿勢、計画の立て方などを身につけ、成功体験を積み上げられたこの生徒は、その後も宮崎県高校受験のために勉強を続け、行きたい志望校に合格することができました。
高校の制服を来て挨拶に来てくれた生徒は、入塾当初より明るくなった気がしました✨
頑張って結果を出した経験が、今後の糧になってくれたら望外の喜びです。
その他
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