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宮崎県高校入試の英語|100点取るための情報処理能力とは?
お悩みと解決策|宮崎県高校入試 – 長文問題
こんなお悩みありませんか?
英語の長文を読むのって本当に疲れる。
皆さんは、受験対策や実力テストを通して英語の長文問題を解く際、連なる多くの英文を前にして、極度の疲労を感じていませんか?
1つ1つの英文を理解するだけでも一苦労なのに、
止めどなく次から次へと英文を読み取る必要に迫られるため、
大問1つ解くだけで、いっぱいいっぱいになってしまいがちです。
そんなあなたに、ここで1つ嬉しいお知らせです。
問題を解くためであれば、全ての英文を和訳しようと意気込む必要はありません!
単なる読書とは異なり、初めから指定された問題を解くという形式である以上、
あなたが長文を読む目的は、既に設定されています。
したがって、あなたが英語の長文問題でするべき事は、長文の内容を全て理解するという完全解読ではなく、
問題に沿って必要な答えを探すという『情報処理』なのです!
前回の記事で、宮崎県公立高校入試を含む全ての英語のテストの点数を上げるために必要な力として、『情報処理能力』を挙げた理由が、ここにあります。
長文読解問題を攻略するための、情報処理能力とは?
スマホやパソコンのグーグル検索欄に何か言葉を打ち込むと、
それに関連した『情報』がずらっと並びますよね?
これはインターネットの膨大な『情報』から、検索ワードに関連するものを引っ張り出した結果ですが、
このコンピュータの動きこそが、まさに『情報処理』です。
そして勿論、この『情報処理』は人間の頭の中でも頻繁に行われています。
では、あなた自身の頭が『情報処理』を行う過程を体感していただくために、以下の問いに答えてください。
休日を自宅でのんびり過ごしていたL君は、ふと買いたい本があったことを思い出しました。
昨日テレビで紹介されていた、若者に大人気な作家の本です。
一番近くにある本屋さんは、自宅から3キロほど離れています。
時間は夕方の17時。もし出かけるなら、晩御飯の18時までには家に帰りたいところ。
この後、L君はどのように本屋に向かったと思いますか?
「自転車で本屋に向かった」という答えの人もいれば、「親か誰かに頼んで車で本屋に向かった」という答えの人もいるでしょうか。
中には、「本屋に電話して本の在庫を確認し、購入を予約した上で翌日向かった」という
ひねくれた答えの人もいるかもしれません。
正解は1つではないので、どんな答えでも構いませんが、
ここで大事なのは、
その答えを導き出した根拠となる『情報』は何だったかという事です。
徒歩ではなく自転車という答えを出したのは、
『本屋まで3キロ』かつ『18時までには帰りたい』という『情報』があったから。
車で送ってもらうという答えを出したのは、
『梅雨の曇り空』かつ『本屋まで3キロ』かつ『18時までには帰りたい』という『情報』があったから。
本屋に電話したという答えを出したのは、
『昨日テレビで紹介されていた、若者に大人気な作家の本』という『情報』があったから。
このように、あなたが何気なく出した答えに必ず根拠となる『情報』があったと思います。
「本屋で買いたい本を買う」という『目的』を果たすために、与えられている『情報』から必要となるものを探し出して、適切な『答え』を導き出す。
この思考の流れこそが、『情報処理』であり、
『目的』を果たすために、必要な『情報』を速く正確に判断するための力が『情報処理能力』なのです!
超重要!英語の長文問題における情報処理
『情報処理能力』を理解したところで、
ではなぜ、英語の長文問題においてこの力が重要なのでしょうか?
答えは簡単です。
英語の長文問題では、「問い」=「長文を読む目的」が準備されているからです。
ここで、今までの自分の英語の長文問題の解き方を思い出してほしいのですが、
もしや、いきなり本文を読み始めていませんか?
長文問題の長文を読み始める前に、まず見るべきものは本文ではなく「問い」です!
長文を通してどんな『情報』を得る必要があるのかという目的は、「問い」が全て教えてくれます。
得るべき『情報』は、あなたが決めるものではありません。問題形式に沿って、あなたは問題の解き方を変えなければならないのです。
選択肢を和訳すべき。それぞれ主語と、キーワードを2、3個メモする。
同じ主語の英文に焦点を絞り、全部のキーワードと揃うかどうか照らし合わせる。
会話文の穴埋め ⇒ 文脈判断。前後の英文2文を和訳すべき。
特に代名詞が大事。代名詞は、それに該当する単語との結び付きを意識する。
穴埋めのある英文と前後の英文、合計3文を和訳すべき。
選択肢の共通点を分析(数字、接続詞、同じ人物が登場など)する。
それが登場する英文を和訳すべき。下線部の品詞にも注目。
下線部が段落の途中であれば、前文を和訳すべき。
下線部が段落の最初であれば、前の段落を全て和訳すべき。
上記の例は、あくまで参考です。
問題に応じて長文の読み方を臨機応変に変えていく必要がある、という事が腑に落ちれば大丈夫!
是非とも、これからは「問い」に与えられた「目的」をもって長文を読む癖を身につけてください!
情報処理能力を高めるための、手っ取り早くオススメな勉強法
理屈が分かったところで、それを実践できるかどうかは別の話です!
語彙力や文法力とは異なり、『情報処理能力』を高めるのは簡単ではありません。長い時間をかける必要がある事は、覚悟しておいてください。
非常に手っ取り早い、お勧めの勉強法は、
自分の学力と同じレベルの英語長文問題の本文と問いの全てが和訳されたものを準備し、
国語の問題として解く演習をする事です。
英語だろうと日本語だろうと、『情報処理』の思考の流れは同じです。
もしもここで満点を取れなければ、当然のように英文で対応できるはずはありません。
と言っても、おそらく正解できるとは思いますが、
大切なのは解いた後です。
それぞれの「問い」の回答の根拠がどこにあったのか、
和訳と英文の方と同時進行で、色ペンで線を引いてみてください。
その部分こそが、与えられた問題を解くのに必須となる『情報』であり、
あなたが本番で導き出さなければならないものだと自分の目で確かめるのです。
まだ終わりではありません。
最後に、1か月ほど時間を空けた後で、
今度は日本語の長文問題としてではなく、英語の長文問題として解いてください。
この時必ず、「問い」に合わせて、
自分がどこの英文を回答の根拠にしたのか、本文に線を引きながら解きましょう。
そして答え合わせをする際に、正解不正解の確認だけではなく、回答の根拠となった場所のズレがあるかどうかの確認も行ってください。
これを様々な長文問題で繰り返す事で、必ず『情報処理能力』はアップします!!
最後に
いかがだったでしょうか。
英語の話をしているのか、日本語の話をしているのか。
読んでいて困惑した人もいるかもしれません。
『情報処理能力』は、英語の問題に限らず、
将来あなたが大人になっていく上で培うべき力です。
インターネットの発達に伴い、様々な『情報』が溢れる世の中では特に、
本当に必要な『情報』を判断する力が求められる時代になりました。
ですから、英語のためという枠組みに止めることなく、
将来の自分のために、
是非とも日頃から、頭を使って考える習慣を身に付けてください。
意識付け1つで、『情報処理能力』は少しずつ上達します。
自分1人では対処しきれないかも…
とあまり自信が持てない人がいたら、
全力でお手伝いしますので、ご連絡お待ちしております!